生き方・考え方

怒りっぽい自分を治したい【習慣作り:余裕編】

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ついカッとなってしまう、イライラしてしまう。
時間が経つにつれ、反省したり後悔したりするものの、気がつけば繰り返し、
ついには人間関係が悪化してしまい、自分に嫌気が差してしまう。
できることなら、変えることができるなら、
この「怒りっぽい自分を治したい」って思いますよね。
私もそう思っていた一人でした。
さて、怒りっぽい性格は治るのでしょうか。

結論、「怒りっぽい」は治すことができます。

でも、本当に怒りっぽい自分を治すことなんてできるの?
そういう性格だったら無理なのでは?

そうですね、ただ「治したい」と願うだけでは叶わないかもしれません。
私も、自分はそういう生き物なんだ。と割り切っていたときもありました。
身を置いてきた「環境」の違いなんだ、と。

そう、「環境」の違いなんです。
人の性格は環境によって大きく左右されます。
環境とは、日々自分を取り巻くもの。「習慣」です。

習慣とは、日々の考え方と行動によって作られていきます。
つまり、行動を変えて思考が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば環境が変わり、怒りっぽい自分も治すことができるのです。
では、行動を変えるとは具体的にどうすればいいのか、紹介していきたいと思います。

習慣に余裕を作ってあげる

体と心を大切にする

健康という土台作りを大切にする

体が健康であること これは大前提であり、かつ最重要なことです。
体が不調であれば、行動に支障がでます。 心も暗くなり、思考力も低下します。
この状態はイライラしやすい自分を促成してしまいますね。

ですので、体は健康に保つ。 体を健康にするための三大要素は食事・運動・睡眠です。
わかっちゃいるけど、意外とできない三要素ですね。

食事

少しずつ野菜と魚を取り入れる量を増やしてみてください。 ファストフードは控えめに。

運動

まずは週末の晴れた日に、30分くらい散歩をしてみてください。
手のひらに日光をあてて、陽の光をぐぐぐっと吸収しましょう。
急に過度な運動をすると怪我をします。少しずつ運動量を増やすようにしましょう。

睡眠

0時前に就寝。7時間寝る。寝る前に10分ストレッチ。目覚め、最高です。
食事、運動をちゃんとしていても、睡眠の質が悪いと体も心も不調になってしまいます。
三大要素の中でも、一番大切なところになります。
寝る時間を変えられたら、次は寝具にも拘ってみてください。

本当に望んでいるものを否定しない

要は「我慢しない」ということです。

そんなワガママに過ごせるわけない。
そう思いますか?大丈夫です。

我慢しない≠何でも好き放題やる、です。
大事なのは、「否定しない」ことです。

『ポテチが食べたいな…ダメダメ!食べたら太るし、お金の無駄!』
という風に心の処理をすると、否定になってしまいます。
そうするとストレスを抱えてしまいます。

『ポテチが食べたいな…うん、わかる。ポテチ食べたいよね』
こんな風に、ゆっくり心に返事をします。

すると、あら不思議。願いを肯定されることで、心が満足感を覚えてくれます。
これが「我慢しない」ということです。
もちろん実際に叶えてあげられるものは、叶えてあげるようにしましょう。

心が発する声は、自分への何かしらのサインです。
押さえつけて無視してしまわないようにしてあげましょう。

時間とお金を工夫する

優先順位をつけて、詰め込まない

時間に余裕を持つためには

  • やることの優先順位をつける
  • 予定を詰め込まない

人はマルチタスクを行うのが得意ではありません。
やることが多くなってしまうと、できない・終わらないことへの焦りが積もります。
何から手をつけるか迷い、果ては全てが面倒になってしまったり。

結果、事態が進んでいないことにイライラしてしまいます。
タスクは詰め込みすぎず、かつ優先順位を決めてから取りかかるようにする。
そして心身を休める時間を確保するようにしましょう。

お金の不安に身を委ねない

余裕を持って生活するために、切っても切り離せないのがこの「お金の不安」

貯金が少ない、老後資金が足りない、収入が少ない…等々
お金の不安はあげていくとキリがないですよね。

しかし、実はお金の不安は「行動方針の抽象さ」からきていることを、知っていますか。

お金がない、という状態を解消するために、
いくら手持ちがあって、貯金があって、資産があればいいのか
具体的な数字を算出してみたことがある人は、少ないと思います。

漠然と支出が増えて、貯金がなかなか貯まらない。
そんなときに「あぁ、お金がない…」と感じているのではないでしょうか。

お金は「収入>支出」の状態であれば、必ず貯まっていきます。

  • 明らかに不要である支出を分析して排除する
  • 収入を増やす

このような行動で「収入>支出」を達成すれば、
「お金がなくなる」ということはありえません。

何のためにいくらの資金が必要か。 いつまでに達成できる(したい)のか。
そのために毎月いくらの貯金をしていくのか。

全て数字で割り出してみると、たとえ現状で足りていないとしても、
不安に陥ることはありません。

人は「正体不明の何か」に不安や恐怖を覚えます。
見知らぬ野山に放り出され、あてもなく歩く旅には不安と恐怖がつきまとうでしょう。

しかし一方で、道は舗装され、立て札には麓町までの距離が書かれ、 リュックには十分な食糧と水。
すると旅は自然を満喫する楽しい旅へと変貌します。

お金の不安もこれと全く同じなのです。
お金の不安が正体不明の何かの状態になっていれば、不安を感じ続けます。
しかし、その正体がわかっていて、何をどれくらいすればの行動方針も決まっている。
こうなれば、お金の不安は消え失せます。

漠然としたお金への不安に、身を委ねたままにせず
「楽しいお金のやりくり」に変えてしまいましょう。

付き合う人を見直す

習慣に余裕を作るための、最後のポイントは「付き合う人を見直す」です。

嫌だと思う人と距離を置く・好きな人には敬意と関心を持つということです。
良好な人間関係を作っていこう、ということですね。

関わるとストレスになる人間関係では体も心も苦しくなりますし、
関わると幸せになれる人間関係なら、体も心も元気になります。

しかし、嫌いな人と距離を置くのが難しい。そんなことをしたら自分が嫌われる。
こう考える人も多いのでは。気持ちはものすごくわかります。

でも、覚えておいてほしいことがあります。
自分の影響の範囲外のものは、どうしたってコントロールできない。
ということです。

どんなにご機嫌をとっても、相手の行動に合わせても、
その一瞬を乗り切ることしかできないのです。
自分のコントロール下になることはありません。

だから、気にしても意味がありません。
時間を使っても、頭を悩ませても何も変わりません。
意味のないことに延々と時間を使っているなんて、バカらしくなりませんか?

飲み会の誘いに対して、『どうしよう、行きたくないな。でも行かないと…』
あなたがグルグルと考えているとき、嫌々ながらスマホ画面をタップしているとき。

相手はあなたのことなんて何一つ考えずに、
カフェでスマホ片手にラテアートをインスタにあげてます。

「ごめん、今回は行けない」って返信をしてみてください。
通知確認して秒で閉じられて、またラテアートをパシャパシャしてます。
瞬間で相手の思考の外に出ちゃいます。そんなものなのです。
飲み会に行く、と返事をしても全く同じです。
結局、あなたは秒で思考の外に出されます。

グルグル悩んで、鬱々とした気持ちでスマホを眺め、
グッとこらえてLINEを送信した意味、なかったですよね。

あなたが相手に一生懸命になればなるほど、距離はとれなくなります。
あなたが離れないように一生懸命になっているわけですから。
そんな時間と体力と気持ちは、あなたの好きな人に使いましょう。
あなたが好きな人とたくさん話して、笑って、遊んで過ごす時間に変換しましょう。

そうしていくと、気がつけば自分の周りには、自分の付き合いたい人しかいません。
自分が付き合いたくない人が入り込んでくるスペースは、もう存在しません。
付き合う人を見直して、体も心も余裕のある状態にしてあげましょう。

習慣作り:余裕編まとめ

人の性格は環境によって大きく左右されます。

その環境は日々の習慣が作るもの。
良い習慣を作ってあげることで 徐々に怒りっぽい自分を治すことが可能です。

そのために健康な体と心を作って
時間とお金に余裕を持って 好きな人とたくさん共に過ごす。

今回ご紹介した方法を1つでも試してみてください。
行動が変わると、少しずつ確実に思考に変化が出ます。
それはやがて習慣になり、自分を取り巻く環境になってくれます。